Instagramの投稿にはコメント機能があり、コメントを通じて他のユーザーとコミュニケーションが取れます。
しかし、初期設定では誰でも書き込みできてしまうため、誹謗中傷やスパムといった悪質なコメントを書き込まれることもあります。
この記事では、Instagramのコメントを非表示・制限・削除する方法について解説していきます。
Instagramのコメントの特徴
まずは、Instagramのコメントの特徴をご紹介します。
- 初期設定では誰でもコメントできる
- 書き込み内容はあとで編集できない
- 書き込みすると通知が送信される
- コメントを固定できる
- フィード投稿・リールへのコメントは他ユーザーが閲覧できる
- アカウントが非公開でも書き込んだコメントは全員公開
それぞれ詳しく見ていきます。
初期設定では誰でもコメントできる
Instagramでは、初期設定だと誰でも投稿にコメントできます。
フォロー関係のユーザーはもちろん、フォロー外のユーザーの投稿にも書き込み可能です。
アカウントを非公開にしている場合は、フォロワーしか投稿を閲覧できないので、フォロー外のユーザーは投稿にコメントできません。
書き込み内容はあとで編集できない
書き込んだあとに誤字脱字に気づいたり、書き込んだ内容を修正したいと思ったりすることもあるでしょう。
しかし一度書き込んでしまうと、あとで内容を編集できません。
どうしても内容を編集したい場合は、一旦削除してから書き込みし直す必要があります。
書き込みすると通知が送信される
投稿にコメントを書き込むと、投稿者の「アクティビティ」へ通知が送信されます。
投稿者がスマホでInstagramアプリのプッシュ通知をオンにしていた場合は、スマホにもプッシュ通知が表示されます。
この通知を見れば、誰が・どの投稿に・どんな内容を書き込んだのか分かります。
また「アクティビティ」に届いた通知は、コメントが削除されると一緒に削除されます。
間違った内容で書き込んでしまっても、すぐに削除すれば投稿者に気づかれる可能性は低いでしょう。
しかし、スマホに届いたプッシュ通知はコメントを削除しても残ったままなので、そこから書き込んだ内容を投稿者に見られてしまう可能性はあります。注意して下さい。
コメントを固定できる
コメントは、書き込み日時の新しい順に表示されますが、コメントをピン留めして画面上部に固定することも可能です。
もらって嬉しかったコメントや大切な情報が含まれているコメントが埋もれないようにしたい場合、便利な機能ですね。
固定方法は、iOS版アプリ・Android版アプリでそれぞれ異なります。
- iOS版アプリの場合:固定したい書き込みを左へスワイプ→ピンマークを押す。
- Android版アプリの場合:固定したい書き込みを長押し→ピンマークを押す。
1件の投稿につき、固定できるコメント数は最大3件で、固定したコメントには「固定済み」と表示されます。
固定すると相手に通知が送信され、バレてしまうので注意しましょう。
フィード投稿・リールへのコメントは他ユーザーが閲覧できる
フィード投稿・リールにしたコメントは、投稿のコメント欄で公開されるため、自分や投稿者以外の他ユーザーも閲覧できます。
コメント欄は、投稿の吹き出しアイコンをタップするか、最新の書き込みが表示されている部分をタップすれば開けます。
「投稿者にメッセージを送りたいけど他のユーザーには見られたくない…」という場合は、コメントではなくDM機能を利用しましょう。
ストーリーにしたコメントは公開されずDMで投稿者に直接送信されるため、他ユーザーに見られる心配はありません。
アカウントが非公開でも書き込んだコメントは全員公開
アカウントを非公開にしても、他ユーザーの投稿へ書き込んだコメントは、全員に公開されます。
その投稿を閲覧できるユーザーなら誰でもあなたのコメントを確認できますし、それに対して返信することもできます。
コメント欄からInstagramをやっていることがバレたり、書き込み内容から個人を特定できるような情報を不特定多数の人に知られてしまったりする可能性があるので、こっそりInstagramをやりたい方は注意が必要です。
Instagramのコメントを非表示にする方法
Instagramでは、初期設定だとコメント欄が解放されており、投稿を見たユーザーが書き込めるようになっていますが、非表示にすることも可能です。
コメント欄を非表示にすると、以降は誰も書き込みできなくなり、それまで投稿に寄せられたコメントも全て閲覧できなくなります。
フィード投稿のコメント欄を非表示にする
フィード投稿のコメント欄の非表示設定は、投稿時・投稿後のどちらでも行えます。
投稿時に非表示設定もあわせて行う場合は、投稿の作成画面で「詳細設定」を選択します。
「コメントをオフにする」の設定をオンしたあとに「シェア」をタップすれば、コメント欄を非表示にしてフィードへ投稿できます。
投稿後に非表示にするには、非表示にしたいフィード投稿の「・・・」をタップします。
「コメントをオフ」を選択しましょう。
これで、設定完了です。
オフにしている間は、投稿へ寄せられたコメントが全て非表示となり、誰も書き込みできなくなります。
ストーリーのコメント欄を非表示にする
設定で「メッセージ返信を許可」をオンにすると、ストーリーの画面下部にコメント欄が表示されます。
ストーリーを見たユーザーは、そこから投稿者へコメント(メッセージ)を直接送信できます。
メッセージを拒否したい場合は「メッセージ返信を許可」をオフにしましょう。
自分のプロフィール画面を開いたら、画面右上の「≡」をタップ→「設定」をタップします。
設定画面が表示されたら、「プライバシー設定」をタップしましょう。
「ストーリーズ」を選択してください。
「メッセージ返信を許可」で「オフ」を選択します。
これで、設定完了です。
画面下部にコメント入力欄が表示されなくなるため、そこから投稿者へメッセージを送信できなくなります。
リールのコメント欄を非表示にする
リールのコメント欄は、投稿後のみ閉じることができます(投稿時は不可)。
投稿後に非表示にするには、リールの画面右上の「・・・」をタップします。
「コメントをオフ」を選択しましょう。
これで、設定完了です。
オフにしている間は、投稿に寄せられたコメントが全て非表示となり、誰も書き込みできなくなります。
Instagramライブのコメントを非表示にする
Instagramライブでは、リアルタイムで配信しているときのみコメントを通じて視聴者とコミュニケーションを取れます。
しかし、以下の手順でコメント欄を閉じて配信することも可能です。
Instagramライブの画面下部にある入力欄の「・・・」をタップします。
「コメントをオフ」を選択しましょう。
これで、設定完了です。
オフにしている間は、投稿へ寄せられたコメントが全て非表示となり、誰も書き込みできなくなります。
Instagramのコメントをブロックして非表示にする
Instagramでは、特定のユーザーからの書き込みや不適切なワードが含まれている書き込みをブロックして非表示にすることも可能です。
コメント欄を解放したまま悪質な書き込みだけを非表示にしたい場合は、次の方法でブロックしてみましょう。
フィルター機能でコメントをブロックする
「フォルター機能」とは、不適切な言葉(暴力的な言葉・卑猥な言葉など)や自分であらかじめ指定しておいた言葉が含まれている書き込みを自動的にブロックしてくれる機能です。
フィルター機能を使ってブロックするには、自分のプロフィール画面を開き、画面右上の「≡」をタップ→「設定」を選択します。
設定画面が表示されたら、「プライバシー設定」をタップしましょう。
「非表示ワード」を選択してください。
「不適切な言葉」の「コメントを非表示にする」の設定をオンにしておけば、不適切な言葉が含まれているとInstagram側に判断された書き込みは自動で非表示となります。
非表示にしたい言葉を自分で指定したい場合は、「言葉をカスタマイズ」の「カスタマイズした言葉・フレーズを管理」をタップします。
ここで、非表示にしたい言葉を追加します。
前の画面へ戻り「言葉をカスタマイズ」の「コメントを非表示にする」の設定をオンにすれば、指定した言葉が含まれている書き込みは自動で非表示となります。
特定のユーザーからのコメントをブロックする
Instagramでは、特定のユーザーからのコメントだけブロックすることもできます。
ブロックすると以下の状態になります。
- ブロックされたユーザーはこれまで通りコメントできる
- 書き込み内容が表示されるのは本人のみで、投稿者や第三者には表示されない
ブロックされた側のみ、ブロックされる前とされたあとで全く変化がないので、本人はブロックされていることに気づくのは、ほぼ不可能と言えるでしょう。
特定のユーザーからのコメントをブロックするには、自分のプロフィール画面を開き、画面右上の「≡」をタップ→「設定」をタップします。
設定画面が表示されたら、「プライバシー設定」をタップしましょう。
「コメント」をタップしてください。
「コメントをブロックする相手」をタップします。
画面上部の検索窓をタップして、コメントをブロックしたいユーザーを検索しましょう。
検索結果に対象のユーザーが表示されたら、「ブロックする」をタップしてください。
以降は、このユーザーからの書き込みは自動的にブロックされ、本人以外のユーザーには表示されなくなります。
アカウントをブロックする
あまりにも悪質な書き込みをするユーザーは、アカウントごとブロックするのも1つの手です。
アカウントごとブロックすれば、ブロックされた側はブロックした側の投稿へ書き込みできなくなるだけでなく、プロフィール・投稿の閲覧や検索、フォローなども一切できなくなり、関わりを遮断できます。
ブロックしたいユーザーのプロフィール画面を開いたら、画面右上の「・・・」をタップします。
「ブロック」をタップしましょう。
もう一度「ブロック」をタップしてください。
これで、ブロック完了です。
Instagramのコメントを非表示でなく制限する方法
Instagramでは、投稿にコメントができるユーザーを「フォロワーのみ」や「フォロー中のユーザーのみ」といったように範囲を制限できます。
コメントできるユーザーを制限しておけば、コメント欄を非表示にしなくても、不特定多数の人からのコメントや迷惑コメントを防ぐことができます。
【公開アカウント】フィード投稿・リールへのコメントを制限する
公開アカウントなら、以下の手順でフィード投稿・リールにコメントできるユーザーの範囲を制限できます。
自分のプロフィール画面を開いたら、画面右上の「≡」をタップ→「設定」をタップします。
設定画面が表示されたら、「プライバシー設定」をタップしましょう。
「コメント」をタップしてください。
「コメント許可の対象」をタップします。
コメントできるユーザーの範囲を選択しましょう。
これで、設定完了です。
【非公開アカウント】コメントの制限はできない
非公開アカウントの場合は、公開アカウントのように書き込みできるユーザーの範囲を制限することはできません。
しかし、アカウントを非公開にしていれば、投稿はフォロワーにしか公開されないので、この機能がなくても不特定多数の人からの書き込みを防ぐことができます。
【公開アカウント】ストーリーへのコメントを制限する
公開アカウントの場合は、次の3つからストーリーへコメントできるユーザーの範囲を設定できます。
書き込みできるユーザーを制限するには、自分のプロフィール画面を開き、画面右上の「≡」→「設定」をそれぞれタップします。
設定画面が表示されたら、「プライバシー設定」をタップしましょう。
「ストーリーズ」をタップしてください。
「メッセージ返信を許可」で書き込みできるユーザーの範囲を選択します。
これで、設定完了です。
【非公開アカウント】ストーリーへのコメントを制限する
非公開アカウントの場合は、以下の3つからストーリーへコメントできるユーザーの範囲を設定できます。
- フォロワー:自分のことをフォローしている人なら誰でもストーリーにコメントできる
- フォローバックしているフォロワー:相互フォローの人のみストーリーにコメントできる
- オフ:誰もストーリーにコメントできなくなる
書き込みできるユーザーを制限する手順は、公開アカウントで制限するときと同様です。
Instagramのコメントを非表示でなく削除する方法
自分の投稿についたコメントや他ユーザーの投稿にしたコメントは、あとで削除することも可能です。
ここからは、フィード投稿・リール・ストーリー・ライブのコメントを削除する方法についてご紹介します。
フィード投稿・リールへのコメントを削除する
自分のフィード投稿やリールについたコメントを削除するには、削除したいコメントを左へスワイプします。
表示された赤いゴミ箱のアイコンをタップすれば、削除完了です。
他ユーザーのフィード投稿・リールにしたコメントも同じ手順で削除できますが、削除できるのは自分が書き込んだコメントのみで、他ユーザーが書き込んだものは削除できません。
ストーリーへのコメントを削除する
自分が投稿したストーリーで他ユーザーからコメントされると、DMでコメント通知が届き、コメントされた内容を確認できます。
この通知を個別に削除できるのは、書き込みした側のユーザーのみです。
DM画面で削除したいコメントを長押ししたあと、「送信を取り消す」をタップすれば削除できます。
送信を取り消すと、投稿者のDM画面からもコメント通知が消えます。
投稿者は個別に通知を削除できないため、どうしても削除したい場合はスレッドごと削除するしかありません。
Instagramライブへのコメントは削除できない
Instagramライブへのコメントは、フィード投稿やリールとは異なり、削除できません。
配信者でもコメントした本人でも削除は不可能です。
ただし、配信者側では悪質なコメントをしたユーザーをライブから追い出すことで、そのユーザーが送ったコメントを全て削除することができます。
ライブから追い出すには、コメント欄から対象のユーザーの名前をタップしたあと「ライブ動画から削除」をタップしてください。
追い出されたユーザーは、そのライブに参加できなくなります。
ただし、次回以降のライブでは過去に追い出したことのあるユーザーも参加できます。
次回以降のライブでも参加を拒否したい場合は、そのユーザーのアカウントごとブロックする必要があります。
Instagramでコメントを適切に管理しよう
Instagramで自分の投稿に他ユーザーからコメントがつくと嬉しいものです。
しかし、誰でも書き込みができるように設定されていると、誹謗中傷やスパムなどの不快なコメントがつくこともあります。
そのようなときは個別にコメントを削除する、特定のユーザーからの書き込みや不適切な言葉が含まれる書き込みをブロックするなどの対処法を試してみましょう。