
Instagramで企業アカウントを運用する際、投稿に対するパフォーマンスを最大化するには、データに基づいた分析と改善が重要です。
「どんな機能やツールを使えば、分析や改善ができるのか分からない…」 そのような方のために、この記事ではInstagram分析ツールのメリットや使い方を解説します。
データに基づいたアカウント運用を行いたいという方は、ぜひ参考にしてください。
Instagramの分析ツールを使おう
Instagramのアカウントや投稿がちゃんとユーザーに届いているのか、心配になることもありますよね。
企業アカウントがマーケティング効果を発揮するには、きちんとリーチすることが最も重要です。
Instagram向けに提供されている様々な分析ツールを使えば、これを数値で把握できます。
まずは、Instagramの分析ツールの基本として、2つのトピックを基に見ていきましょう。
■Instagram分析ツールの基本
- 分析ツールを活用する3つのメリット
- Instagramインサイトとの違い
分析ツールを活用する3つのメリット
1人のユーザーとしてInstagramを楽しむなら、分析ツールを使う必要性は特段ありません。
しかし、SNSマーケティングの一環として企業アカウントを運用しているのであれば、具体的な数値を基に運用の分析と改善を行う必要があります。
例えば分析ツールを活用すると、以下のようなメリットがあります。
■分析ツールを活用する3つのメリット
- アカウントのフォロワーの属性や行動を分析・把握できる
- ターゲット層にリーチしやすい投稿内容や投稿タイミングを分析・把握できる
- 競合他社のアカウントと比較した自社アカウントの分析・把握ができる
分析ツールには、Instagramがアプリの機能として提供しているものや、外部企業が無料・有料で提供しているものなど、幅広く存在します。
自社のInstagramアカウントの運用方針や執行可能な予算に応じて、分析ツールを選定・使用しましょう。
Instagramインサイトとの違い
Instagramには、プロアカウントで使える機能の1つとして、インサイトと呼ばれるツールが搭載されています。
こちらも投稿のパフォーマンスを分析するツールとして有用ですが、提供されるのは基本的に数値のみのため、数値をどのように活用するかは自分で考える必要があります。
インサイトはプロアカウントに切り替えれば、無料で使えるため、企業アカウントを運用している方はおすすめのツールです。
プロアカウントの切り替え方やインサイト機能の使い方などは、下記記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Instagramのプロアカウントとは?特徴やメリットを解説
Instagramのインサイト機能|データを活用したアカウントの分析・改善方法を解説
主なInstagram分析ツールの紹介
「どんなInstagramの分析ツールがあるのか、知りたい」という方のために、ここからは、Instagramを分析するツールについてご紹介します。
Instagramのアカウントを分析するツールは、大きく分けて次の3種類があります。
■主なInstagram分析ツール
- Instagramインサイト
- Meta Business Suite
- 外部ツール(無料・有料)
Instagramインサイト
Instagramインサイトは、Instagramアカウント運用に対するパフォーマンスを数値化して表示する機能です。 利用には、プロアカウントへの切り替えが必要です。
インサイトを利用すれば、アカウントや投稿がユーザーやフォロワーに、どの程度影響を与えているかを各種指標から確認できます。
■Instagramインサイトでできること
- 投稿に対するパフォーマンスの分析
- アカウントに対するフォロワー属性の分析
Instagramアプリの機能の1つとして提供されているため、常に簡単にチェックでき、かつ無料なので、企業アカウントを運用しているなら、活用しない手はありません。
Meta Business Suite
Meta Business Suiteは、InstagramやFacebookを運営しているMeta社の提供する管理・分析ツールです。
InstagramとFacebookアカウントを紐づければ、投稿や広告配信、DMやコメントなどを一元管理でき、企業アカウントの運用を効率化できます。
■Meta Business Suiteでできること
- 投稿や広告配信の管理
- 数値を基にしたアカウントパフォーマンスの分析(インサイトに相当する機能)
データ分析におけるMeta Business Suiteの強みは、Meta Business Suiteのみに搭載されている「ベンチマーキング」機能です。
競合アカウントを登録することで、フォロワー数や公開済みコンテンツを比較できます。
また、同ジャンルのプロアカウントと比較し、自社アカウントのフォロワー数やコンテンツへのユーザーの反応などを分析し、自社アカウントの立ち位置を把握できます。
インサイト同様に、Meta Business Suiteもプロアカウントであれば、無料で使えるツールなので、企業アカウントを運用されている方は、ぜひ使いましょう。
外部ツール(無料・有料)
InstagramインサイトやMeta Business SuiteといったInstagramが提供するツールに加えて、外部企業が開発・提供するInstagram分析ツールも多数存在します。
例えば、以下のようなInstagram分析ツールがあります。
■主な外部企業のInstagram分析ツール
- SINIS
- INSIGHT SUITE
- Social Insight など
そして外部企業が提供するInstagram分析ツールには、大きく次のような特徴があります。
■外部企業の分析ツールの主な特徴
- データの推移や割合をグラフ化し、視覚的に分かりやすい
- 投稿に対する「いいね!」やコメント数などの指標ごとにソートや並べ替えができる
- 業界や競合他社との比較分析ができる
- データをCSVやExcel形式で出力でき、過去のデータを管理しやすい
外部ツールを利用すれば、データや数値に詳しくなくても、グラフなどの可視化を通じてアカウントの現状や課題を把握しやすくなります。
また、投稿のパフォーマンスを「いいね!」やコメント数などの指標ごとに並べ替えることで、ユーザー反応の良い投稿の傾向を分析できます。
さらに、同じツールを利用している企業のデータと比較し、業界内での自社アカウントの立ち位置を把握することも可能です。
外部ツールは、基本的な機能は無料で提供し、高度な分析機能は有料プランとして提供しているものが多いです。
そのため、必要に応じて機能と価格を比較検討することが重要です。
分析ツールを活用したデータの見方
「分析ツールを使っても、データをどう捉えれば良いのか分からない」とお困りの方もいると思います。 そのため、ここでは分析ツール(主にインサイト)を活用したデータの見方を少しご紹介します。
- ユーザーやフォロワーとのエンゲージメント(関係性)を把握する
- フォロワーのInstagramにおける動向を把握する
- 投稿がどのくらい効果を発揮できているかを比較する
エンゲージメント分析のポイント
エンゲージメントとは、アカウントとユーザーの関係性を意味します。
このエンゲージを高めることが、アカウントや投稿のマーケティング効果を上げるために重要です。
簡単に言ってしまうと、アカウント運用を通じてロイヤリティの高いファンを作る必要があります。
Instagramのインサイトでは「インタラクション」内の指標からアカウントや投稿のエンゲージメントの状況を把握できます。
■エンゲージメントを把握できる指標
- コンテンツでのインタラクション
- 投稿でのインタラクション
- ストーリーズでのインタラクション
- リール動画でのインタラクション
- ライブ動画でのインタラクション
- 動画でのインタラクション
各インタラクションでは、いいね!、コメント、保存、シェアの数値をそれぞれ確認できます。
これを投稿ごとに時系列で比較することで、アカウント運用によってエンゲージメントが高められているかを分析できます。
フォロワーの動向を把握する
自社アカウントをフォローしているユーザーがどのような人たちなのかは、インサイトの「新規フォロワー」内にある指標を見ることで把握できます。
■フォロワーを把握できる指標
- トップの地域
- 年齢層
- 性別
さらに、以下の指標を見ることで、フォロワーのInstagramにおける行動パターンを把握できます。
■フォロワーの行動を把握できる指標
- 最もアクティブな時間
- 時間
- 曜日
これらのデータから、当初ターゲット層として設定した人たちがフォロワーになっているかを分析できます。
さらに、ターゲット層がInstagramをいつもどのタイミングや頻度で利用しているかも分析可能です。
投稿ごとのパフォーマンス比較
アカウントがマーケティング効果を発揮できるかは、日々の投稿にかかっています。
そこで重要なのは、それぞれの投稿がどの程度のパフォーマンスを発揮できているかやパフォーマンスの高かった投稿は、どのような特徴を持っていたり、傾向が見られたりするのかということです。
各投稿からアクセスできるインサイト内の、下記指標からパフォーマンスを把握できます。
■投稿ごとのパフォーマンスを把握できる指標
- 閲覧数
- インタラクション数
- プロフィールへのアクティビティ
これらが、アカウント運用によって増加しているかを分析しましょう。
分析データを活用した戦略的運用
分析ツールで把握できたデータを基に、戦略的なアカウント運用が可能になります。
ここでは、データを活用した3つの運用方法をご紹介します。
- 最適な投稿時間と頻度の設定
- ハッシュタグとコンテンツの効果測定
- 競合アカウントの分析
最適な投稿時間と頻度の設定
Instagramユーザーやフォロワーの行動パターンから、自社アカウントにとって最適な投稿の時間と頻度を設定しましょう。
ターゲット層の行動パターンに合わせて、コンテンツを投稿していくことが重要です。
ハッシュタグとコンテンツの効果測定
投稿ごとのパフォーマンス比較から、ハッシュタグとコンテンツの最適な組み合わせを考えましょう。
Instagramでは、ハッシュタグ経由で投稿をチェックするユーザーも多いです。
そのため、投稿するジャンルや内容に沿ったハッシュタグを活用することで、投稿のパフォーマンスをさらに高められます。
競合アカウントの分析
自社アカウントのデータを活用し、競合アカウントとの比較分析を行いましょう。
競合アカウントと比較分析することで、自社アカウントの現状と課題がより明確になります。
データドリブンなアカウント運用の重要性
データを活用した分析と改善を行うことで、「なんとなく」や「感覚的」といった曖昧な判断に頼ることなく、効果的な仮説の設定や意思決定が可能になります。
仮に立てた仮説が誤っていた場合でも、根拠となるデータの種類や組み合わせを見直すことで、新たな仮説を導き出し、運用を通じて検証できます。
こうしたデータに基づくアカウント運用を実践することで、現状のパフォーマンスを的確に分析し、継続的な改善を効率よく進められます。
その結果、目標達成に向けた最適な戦略を構築しやすくなるのです。
Instagramの分析ツールはアカウント運用において必須
Instagramのアカウント運用において、データを基にした分析と改善は欠かせません。
分析ツールで示されるデータを基に、エンゲージメント、フォロワーの動向、投稿のパフォーマンスなどを分析することで、効果的なアカウント運用が可能になります。
データに基づいた戦略的運用で、マーケティング効果を最大化しましょう。