Instagramを開いたら何もしていないのにアカウントが凍結されていた、という経験はありませんか?
Instagramが突然使えなくなると驚きますし、何より困りますよね…。
とりわけ企業のSNSマーケティングとしてInstagramアカウントを運用していた場合、アカウントの凍結はブランドイメージにも悪影響を及ぼします。
この記事では、Instagramアカウントが凍結される理由と復活させる方法について詳しくご紹介します。Instagramアカウントが凍結されてしまってお困りの方は、ぜひチェックしてください。
Instagramアカウントが凍結される5つの理由
Instagramアカウントは、大きく分けて下記5つのいずれかに一つでも該当すると、凍結されるおそれがあります。
Instagramアカウントが凍結される主な理由
- ユーザーからの違反報告が多数あった。
- 長期間アカウントを放置した。
- 著作権や商標権に違反した。
- 利用規約(コミュニティ規定)に違反した。
- 短期間に過剰なアクションを行った。
それぞれ、具体的にどういうことなのか確認していきましょう。
ユーザーからの違反報告が多数あった
物議を醸す投稿や炎上するような投稿をして、多数のユーザーがあなたのアカウントをInstagramに報告した場合、アカウントが凍結される可能性があります。
特に多くのフォロワーを抱えるアカウントの場合、このような報告を受けやすくなります。
たとえ意図していなくても、ユーザーから誤解を招くような表現や内容の投稿は避けましょう
長期間アカウントを放置していた
長期間、ログインの記録やアクションがないアカウントも凍結される可能性があります。
アカウントを保持し続けたい場合は、定期的にアカウントへログインして、新規投稿やストーリーの更新を行いましょう。
著作権や商標権に違反した
Instagramに投稿したものの中に、他人の著作権や他社の商標権を侵害する投稿はありませんでしたか?
たまたま写真に写り込んでしまったロゴや、楽曲の一部だけを無断使用した動画などでも、違反とみなされる可能性があります。
投稿する写真や動画、キャプションは入念にチェックし、必要に応じて権利者からの許可を得ることが大切です。
利用規約(コミュニティ規定)に違反した
Instagramが定めている利用規約(コミュニティ規定)に違反すると、アカウントが凍結される可能性があります。
Instagramでは、コミュニティ規定を大きく6つの分類から構成しています。
Instagramのコミュニティ規定
- 暴力行為および犯罪行為
- 安全に利用するために
- 不適切なコンテンツ
- 信頼性と真正性
- 知的財産権の尊重
- コンテンツ関連のリクエストと審査結果
「暴力行為や犯罪行為を助長するような内容を投稿していないか?」「不適切な内容のコンテンツを投稿していないか?」など、いずれの項目も具体的かつ詳細に規定されています。
またコミュニティ規定は改訂も行われます。以前までは問題ない内容であっても、改訂によって問題となってしまう可能性もあります。どのような点が変更されたのか定期的に確認しておきましょう。
短期間に過剰なアクションを行った
特定の期間に多くのユーザーをフォローしたり、多くのリアクション(いいね!やコメント返しなど)を行いませんでしたか?
Instagramでは、短期間に過剰なアクションを行ってしまうと、アカウント凍結の対象となります。
これを防ぐためには、日常的なアカウント運用の中で自然な頻度のアクションを心がけることが大切です。
フォロワー増加やマーケティング効果を狙って、短期間で過剰なアクションをすることは避けましょう。
凍結されたInstagramアカウントの復元方法
「凍結される理由に当てはまる行為をしていない」
「凍結されたアカウントを何としても復活させたい」
そんな場合はInstagramアカウントの復元を試しましょう。
ここでは、凍結されたInstagramアカウントの復元方法をご紹介します。
専用フォームから異議申し立てする
Instagramアプリでログインを試みると、「アカウントが凍結されています」という画面が表示されます。
この画面から異議申し立てフォームへアクセスし、必要事項を入力します。
具体的な手順
- Instagramアプリにログインし、凍結に関する通知を確認。
- 表示される案内に従い、「異議申し立て」を選択。
- 必要な情報(名前、アカウント名、メールアドレス、理由など)を入力して送信。
以上で復元のための手順は完了です。
あとは、Instagram側が復元可否の審査を行いますので、審査結果が通知されるまで待ちましょう。
「アカウントが凍結されています」という画面が表示されない場合
Instagramアカウントにログインできないし、「アカウントが凍結されています」という画面も表示されない…。
このような場合、アカウントが凍結されているのではなく、ログインに関する問題が起きている可能性があります。
ログインに関する問題とは、具体的に次のような問題が起きている可能性です。
ログインに関する問題
- 第三者があなたのアカウントにログインして、パスワードを変更してしまった。
- 第三者があなたのアカウントにログインして、アカウントを削除してしまった。
Instagramで異議申し立てのコツ
アカウント凍結の復元に関して、異議申し立てする際は、次の2つのポイントに気を付けてください。
2つのポイント
- 理由を分かりやすく記入する。
- アカウント凍結に気付いたら早めに異議申し立てする。
それぞれ、具体的に確認していきましょう。
理由を分かりやすく記入する
専用フォームには、理由を記入するスペースがあります。
その際、過激な言葉や曖昧な説明を避け、具体的な経緯と違反した認識がない旨を記入してください。
違反した認識がある場合は、違反してしまった経緯やこれからの改善策などを記入しましょう。
アカウント凍結に気付いたら早めに異議申し立てする
Instagramでは、アカウント凍結されてから14日経過すると、アカウントが完全削除される可能性があります。
そのため、凍結したことが分かったら、できるかぎり早めに異議申し立てを行いましょう。
Instagramのアカウント状態を確認する方法
「いきなり凍結されてしまう前に、アカウントが凍結される可能性を知りたい」
そんな時は、Instagramのアカウント状態を確認する「アカウントステータス」と呼ばれる画面を見てみましょう。
アカウントステータス画面で定期的にアカウント状態を確認し、凍結されるリスクを減らしましょう。
具体的な手順
- Instagramアプリを開き、画面右上の「≡」をタップする。
- 「アカウントステータス」をタップする。
アカウントステータス画面では、Instagramアカウントが凍結されるような違反をしていないか確認できます。
「削除されたコンテンツ」「フィードで表示順位が下げられたコンテンツ」「利用できない機能」「コラボレーション」の4項目がすべて緑色のチェックマークが付いていれば問題ありません。
凍結リスクのない、安全で効率的なアカウント運用を目指そう
Instagramアカウントが突然凍結されると、驚いたり混乱したりしてしまいます。
ですが、慌てないでください。もしアカウントが凍結されてしまった場合は、専用フォームを使って早めに異議申し立てを行い、Instagram側へ状況を丁寧に説明することが復元への近道となります。
また、日頃からコミュニティ規定を確認し、自然なアクションを心がけることで、アカウント凍結のリスクを防げます。
さらに、ご自身のアカウントが凍結されるリスクに関しては、「アカウントステータス」の4つの項目をチェックすることで、簡単に確認できます。
Instagramを効率的で安全に運用するためにも、ぜひこの記事を参考に、トラブル時の適切な対応と日々の予防策を実践してみてください。